← 一覧に戻る
仮発掘完結ローファンタジー

桜想(おうそう)――月を引く亡霊と護る者たち――

月城玉菜 📚 9.8万 🔖 15
【マイナス二百年から始まる物語】 神々と妖が息づく、和風異世界幻想。 二百年前に死に、亡霊となった少年・尊。 彼をこの世に留めていたのは、湖と桜を司る古き神・諏訪だった。 春まだ浅いある日。 空から落ちてきた少女の魂に触れたことで、尊は再び肉体を得る。 怪異を引き寄せ、傷つけば崩れ、それでも誰よりも穏やかに人を想う尊。 そんな彼を囲うのは、過保護な神、喪失を恐れる竜、そして異形の中で笑う一人の人間。 やがて尊の存在は、静かだった神域に波紋を広げていく。 これは、亡霊だった少年と、彼を手放せなかった者たちの物語。
🃏 推薦カード 1
📖 なろうで読む →+ 推薦する
管理人
2026/6/19 · ネタバレ:軽微

二百年、ひとりで桜の下にいた亡霊の少年・尊。是雄が握り飯を落として転ぶ場面で、尊が二百年ぶりにふっと笑う――そのささやかな瞬間に、こちらの胸もそっとほどけた。 和風の幻想世界を、土や煮炊きの匂い、人の声まで丁寧にすくい上げる文章が静かで美しい。受肉して村の温かさに触れながら、何もできない自分に小さく拳を握る姿を、そっと背中を押したくなる。

この作品を応援したいと思ったら

✍️ この作品の推薦を書く

※ 別の作品を推薦したい場合は右上の「+ 推薦する」からどうぞ