聖女お断りいたします!〜亡き聖女の不審死の謎を追っていたら、放蕩王子が逃してくれません〜
「――お断りいたします」 次代聖女に選ばれた最高位魔導士クロトは、聖女になることを拒否した。 理由はただひとつ。 半年前に亡くなった前聖女ナシェルの死を、自分の手で追いたいから。 聖女になれば王宮から出られない。 彼女の死の真相には辿り着けない。 そうして強引に手に入れたのは、 放蕩王子と呼ばれる第二王子グリズリッドとの黒魔導士討伐任務だった。 女好きで掴みどころのない王子。 感情を表に出さない魔導士。 相性最悪な二人は、 前聖女ナシェルの足跡を辿る旅の中で、 少しずつ王国に隠された秘密へ近づいていく。 けれど、死んだはずの聖女は、 今なお誰よりも強く、二人の人生を動かしていた――。 天命を拒んだ最高位魔導士と、 秘密を抱えた放蕩王子。 亡き聖女の死を巡る、恋と陰謀のミステリーファンタジー。
開幕、教皇の前で「お断りいたします」と言い切るところがまず好き。最高位魔導士のクロトが名誉ある聖女の座を断るのは、亡くなった友人の死の真相を自分の足で追いたいから。この始まり方で一気に引き込まれました。 一方で、無表情のまま馬に乗れず、風の魔導でふわっと浮き上がって「前に座った方がいいですか? それとも後ろ?」と真顔で聞くような人でもある。強くて隙がないはずなのに、こういうところで笑わせてくれるのが本当に好きです。 放蕩王子と呼ばれるグリズリッドとの噛み合わない会話も、道を進むにつれて少しずつ温度が変わっていく。命を削って国を支える聖女とは何なのか、という問いが背景に流れているぶん、二人のやりとりの軽さがありがたく感じられます。心臓を抉られる連続殺人という重い謎を追いながら、続きが楽しみで仕方ない一作でした。
「――お断りいたします」 次代聖女に選ばれた最高位魔導士クロトは、聖女になることを拒否した。 理由はただひとつ。 半年前に亡くなった前聖女ナシェルの死を、自分の手で追いたいから。 聖女になれば王宮から出られない。 彼女の死の真相には辿り着けない。 そうして強引に手に入れたのは、 放蕩王子と呼ばれる第二王子グリズリッドとの黒魔導士討伐任務だった。 女好きで掴みどころのない王子。 感情を表に出さない魔導士。 相性最悪な二人は、 前聖女ナシェルの足跡を辿る旅の中で、 少しずつ王国に隠された秘密へ近づいていく。 けれど、死んだはずの聖女は、 今なお誰よりも強く、二人の人生を動かしていた――。 天命を拒んだ最高位魔導士と、 秘密を抱えた放蕩王子。 亡き聖女の死を巡る、恋と陰謀のミステリーファンタジー。
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