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仮発掘連載中異世界恋愛

星屑オペラッタ ~わすれな姫は賢者様に甘やかされる~

境 美和 📚 21.4万 🔖 8
 ソフィレーナ・ド・ダリルは四つのケチが付く。  ひとつ、女神の血を引くとされる皇家の落ちこぼれ。  ふたつ、見たものを忘れない絶対記憶脳。  みっつ、名前が哲学由来。  よっつ、カビ研究が趣味。  女神の血を引くとされるダリル家の中で普通並みの容姿で生まれた彼女は、女神の血の薄い落ちこぼれとして、絶対記憶脳ともども、家族はともかく周囲からは気味悪がられて生きてきた。  そんな彼女の、悪口の常套句だった名前を唯一褒めてくれた人。 『ソフィー…? ソフィレーナというの? いい名だ…。  哲学という意味だね』  それは、褐色の肌を持つ、黒いコートの少年。  脳の劣化を厭い異世界に行って若返ってきた、"賢者"ケルッツア・ド・ディス・ファーン。  名前を褒められてから三年。  孤島の国立図書館で彼の助手となったソフィレーナは、彼の底知れない知性に焦がれている。灰色の三白眼が漆黒に染まるとき、立ち現れる、明るく、無邪気で、どこか怖いほどの知。  惹かれてはいけないと思うのに、止められない。 この感情を、恋と呼んではいけない。  彼の優しさは、時に残酷なほど、"無慈悲"。  これは、ひとりの姫と賢者の、ある愛のかたち。 ※※※ 完結済み。順次掲載します。 【注意】自死、自傷、解剖描写があります。
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管理人
2026/8/8 · ネタバレ:軽微

まず第1話が面白い。論文に没頭して4日も飲まず食わずだった賢者に、助手のソフィーが仕返しとばかりに8食分を並べて食べさせる。パスタの塔とサラダの山を前にした攻防で、もうこの二人が好きになった。 そのうえでソフィーは、見たものを一生忘れられない絶対記憶の持ち主で、それが彼女にとっては呪いでもある。賢者の私室に足を踏み入れる場面での、こわがり方が切実だった。そこに返ってくる彼の一言があたたかくて、読んでよかったと思った。掛け合いは軽やかなのに、二人が抱えているものはずっしり重い。この温度差にハマって、続きが楽しみで仕方ない。

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