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仮発掘連載中現実世界恋愛

朝比奈玲はまだ恋をしらない

あぐり りょう 📚 24.9万 🔖 27
恋を知らない男は、人を好きになる順番も知らない。 朝比奈玲、二十八歳。 東央グループ本社・経営企画室長。 名家の分家に生まれ、仕事は完璧。 容姿端麗で、異性関係に困ったこともない。 誰もが認める完璧な男。 ただ一つ。 ――恋だけは知らなかった。 箱根の高級旅館で開かれた宴席。 そこで玲は、芸名「さゆり」として働く一人の女性と出会う。 明るく、愛嬌があり、場を和ませる。 最初は、それだけの存在だった。 少なくとも、玲はそう思っていた。 けれど恋を知らない男は、人を好きになる順番も知らない。 ある日、彼女の意外な一面を目の当たりにした玲は気づく。 芸名しか知らない。 本名も知らない。 年齢も知らない。 それでも、自分の人生に必要なのは彼女しかいないと。 ――そして何より。 『さゆり』こと長谷川結花本人だけが、その想いを知らない。 一方の結花は、奨学金とアルバイトで大学へ通い、就職活動に悩みながらも前を向く、ごく普通の女子大生。 仕事で会うたび、優しく頼りになる玲へ少しずつ惹かれていく。 好きなら、好きと言ってほしい。 特別なら、特別だと教えてほしい。 けれど玲は、一番大切な言葉だけを口にできない。 好きなのに、好きと言えない。 恋を知らない男と、普通の恋がしたい女。 同じ相手を想いながら、何度もすれ違い、何度も遠回りする。 これは恋を知らなかった男が、たった一人だけは失えない男になるまでの物語。 ※年の差/社会人×大学生/じれじれ/ハッピーエンド/執着愛
🃏 推薦カード 1
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管理人
2026/8/10 · ネタバレ:軽微

生活費に困った大学生の結花が、ホームページで見た芸妓のユリ姉さんに一目惚れして箱根の置き屋に飛び込む。この始まりがまず好きだった。栓抜きが分からずお客さんに開けてもらった初日の失敗も、置き屋に戻ってからの反省会で姉さんたちが自分の失敗談を次々に並べて笑ってくれる。あの夜の温かさが忘れられない。 物語は朝比奈玲の側からも語られるので、同じ宴席を両側から読める。片方が気づいていないことをこちらだけが知っている、そのじれったさがまた楽しい。推しの姉さんを守ろうと宴席に割って入るさゆりを、気づけばずっと応援している。

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