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原
原石ひろい
2026/6/19 · ネタバレ:軽微
婚約破棄の場面が、とにかく良いです。主人公は泣きも怒りもせず、ただ「条約第十二条に従います」と告げるだけ。その一言で穀物船が止まり、港が閉じ、王国側が青ざめていく流れが気持ちいいんです。感情ではなく契約で殴る、という発想が新鮮でした。「信用は国ではなく人に積み上がる」というテーマも一本通っていて、ざまぁなのに頭を使って読める一作です。
あらすじ
王太子から、舞踏会の場で婚約破棄を告げられた公爵令嬢アリア。 理由は「愛する平民女性を選んだから」。 ――それ自体は、よくある話だった。 だが彼女は、泣かなかった。 なぜならその婚約は、恋ではなく「条約の担保」だったからだ。 婚約破棄は、個人の問題では終わらない。 それは同時に、穀物・港湾・傭兵に関わる国家間条約の失効を意味していた。 感情で選んだ王太子。 契約で世界を見ていた令嬢。 王国が混乱に陥る中、アリアは静かに王宮を去る。 王国の外で、契約主体として生きるために。 港湾都市、商会、宗教国家、契約絶対主義国家―― 彼女を求める声は増えていくが、どれも安全で、どれも自由がない。 「信用は、国に属するものではありません。人に積み上がるものです」 婚約破棄から始まるのは、復讐ではない。 国家信用を巡る、静かな経済戦争。 これは、 愛を選ばなかった令嬢が、世界の“席”を選び直す物語。
発掘情報
ブクマ数
25
文字数
12.9万
ジャンル
異世界恋愛
発掘時ブクマ
25
発掘日
2026/6/19
発掘時文字数
12.9万
発掘時状態
完結
発掘時最終更新
2026/4/24
◎仮発掘
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